ヴェールを脱いだイシス 第1巻「ヴェールの前に」(7)


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ヴェールの前に(7)

ティンダルは『科学の断片』で、次のような悲しい告白をしている。「もし、科学がこの宇宙の問題を解決したか、あるいは私たちの時代に解決しそうかと問うなら、私は疑いを込めて首を横に振らざるをえない。」後から思い直し、彼が自説を訂正して、実験的証拠によって、非難に覆われた物質のなかに「あらゆる生命の性質の約束と潜在力」を発見するのに役立ったと聴衆に断言したとしても、それはただの冗談にすぎない。ティンダル教授が自分の主張について、究極的で反駁不可能な証拠を示すことは、ヨブがレビヤタンの鼻に鉤を差し込むことと同じくらい難しいだろう。

読者に馴染みのある意味とは異なる意味で、特定の用語が頻繁に使われるために生じやすい混乱を避けるには、いくつか説明しておくのがよいだろう。誤解や曲解の口実を、どちらにも残したくない。ある読者層にとって魔術は一つの意味をもち、別の読者層にとっては別の意味をもつかもしれない。ここでは、東洋の研究者や実践者の心にある意味を与えることにする。同様に、ヘルメス科学、オカルティズム、ヒエロファント、アデプト、魔術師などの語についても、最近は意味にほとんど一致がない。これらの語の区別はしばしば取るに足りず、単に民族的なものにすぎないが、一般の読者が、それぞれが何を意味するのかを正確に知ることは有用だろう。いくつかをアルファベット順に示す。

Æthrobacy(エスロバシー)とは、空中を歩くこと、あるいは空中へ持ち上げられることを表すギリシャ語であり、現代の心霊主義者がいう空中浮揚である。それは意識的な場合も無意識的な場合もある。前者の場合は魔術であり、後者の場合は病気、または少し説明を要する力である。

エスロバシーについての象徴的な説明が、錬金術師マルクスによって15世紀に翻訳された古いシリア語写本にある。シモン・マグスの事例に関連して、その一節は次のように読める。

「シモンは顔を地面に伏せ、彼女の耳にささやいた。『おお、母なる大地よ、どうかあなたの息を少し私に与えてほしい。私は私の息をあなたに与えよう。私を放しておくれ、母なる大地よ。私はあなたの言葉を星々へ運び、しばらくしたら忠実にあなたのもとへ戻ろう。』大地はその身を強め、何ものも自分を害することなく、シモンの上に息を吹きかけるため、その精霊を送り出した。一方シモンも大地に息を吹きかけたので、星々は偉大な者の訪れを喜んだ。」

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