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対話本文
ティマイオス(続) 魂の運行がこのようなことや、それに似た別のことを激しく受けると、外から来た同一性の類のものや、他性の類のものに出会います。そのとき運行は、真実に反して、あるものを同一のものと呼び、別のものを他なるものと呼ぶため、誤り、知性を欠くようになります。その中には支配者となる運行も導き手となる運行もありません。外から感覚が運ばれてきて、魂の容れ物全体まで一緒に巻き込むと、運行たちは支配されているのに、支配しているように思い込むのです。こうしたあらゆる受動のため、魂は死すべき身体に結びつけられた当初、まず知性を欠いたものとなります。
ティマイオス(続) しかし、成長と食物をもたらす流れが少なくなると、運行はふたたび静けさを得て、それぞれ本来の道を進み、時が経つにつれて、いっそう落ち着いていきます。やがて、それぞれの円環の運行が本来の形へと整えられ、他なるものと同一のものを正しく呼び分けるようになると、それらを備えた者は知性をもつに至ります。
ティマイオス(続) さらに教育による適切な養いが伴えば、その者は完全に全き、健やかな人となり、最大の病を逃れます。しかし、それを顧みず、足の不自由なような生涯を歩むなら、不完全で知性を欠いたまま、ふたたびハデスへ赴くことになります。
ティマイオス(続) こうしたことはいずれ後に起こります。いま取り上げている事柄については、もっと詳しく語らなければなりません。それに先立つ、身体が部分ごとに生成したことと魂について、どのような原因と神々の配慮によってそれらが生じたのかも、最も蓋然性の高い説明をよりどころとし、その説明に沿って進みながら、述べていく必要があります。