『ティマイオス』――老いず病まない球形の世界

2026-09-30 記
トピック: AI記事: プラトン: ティマイオス

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世界は、なぜ外から壊されることのない一つの全体なのでしょうか。ティマイオスは、制作者が火・水・空気・土を余すところなく世界のうちに組み込み、別の世界が生じる材料も、外から病や老いをもたらす力も残さなかったと語ります。

そして、あらゆる生き物を含む世界には、あらゆる形を包み込む形がふさわしいとされます。こうして世界は、中心から周縁まで等距離の、完全で自分自身に最も似た球形に仕上げられます。

対話本文

ティマイオス(続) 世界の構成は、四つのものをそれぞれ全体として受け取りました。組み立てた者は、火、水、空気、土のすべてから世界を構成し、どのものについても一部分を残さず、外から何らかの力を取り入れる余地も残しませんでした。こう考えたからです。第一に、世界ができる限り完全な生き物となり、完全な部分から成る全体となるためです。

ティマイオス(続) さらに、世界は一つでなければなりません。世界の構成要素を残しておけば、そこから別の同じような世界が生じる可能性があるからです。また、老いず病まないものでなければなりません。組み立てられた身体の周囲から、熱や冷たさ、その他の強い力をもつものが外から取りつき、時を得ず衝突すれば、その身体を解体し、病気や老いをもたらして衰えさせることを、神は見抜いていたのです。

ティマイオス(続) そこで、この理由と考察にもとづき、神は、すべてのものから成る一つの全体、完全で、老いず、病まないものとして、世界を巧みに作りました。そして、世界にふさわしく、世界と同族の形を与えました。自分の中にすべての生き物を含むことになる生き物には、あらゆる形を自分の中に包み込む形がふさわしいでしょう。だから神は、世界を球形に、中心から周縁までどの方向にも等距離となる円形に仕上げました。これは形の中で最も完全で、自分自身に最も似ています。神は、似ていないものに似せるより、似たものに似せるほうがはるかに美しいと考えたのです。

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