『ティマイオス』――鏡に映る像と二種類の原因

2026-10-05 記
トピック: AI記事: プラトン: ティマイオス

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対話本文

ティマイオス(続) しかし、いくつかのより大きな運動が残されていると、それらがどのような場所に残ったかに応じて、内に生じたものに似た像が、それぞれの形と数を伴って現れます。それらは、目覚めた者たちの前に外から現れ、思い出される像となるのです。

ティマイオス(続) 鏡が像を作る仕組みや、目に見える滑らかなものすべてについても、理解するのは難しくありません。内にある火と外にある火が互いに交わり、滑らかな面の周りで一つになって、そのつどさまざまな形に整えられるため、このようなものは必然的に現れます。すなわち、顔の周りにある火が、視覚の周りにある火と、滑らかで輝く面のところで一つになるのです。

ティマイオス(続) 右側にあるものが左側として現れるのは、視覚の反対側の部分が対象の反対側の部分に触れるからで、光が当たる通常のあり方とは異なっています。これと逆に、右側が右側に、左側が左側に現れることもあります。視覚の光が向きを変え、鏡が光を反射する面の両側に隆起をもつと、視覚の右側を左側へ押しやり、一方を他方へ移すからです。顔の長さに沿って向きを変えると、同じ像は全体が逆さまに見えます。光の下側を上へ、上側を下へと押し返すからです。

ティマイオス(続) これらはすべて、神が可能なかぎり最善のあり方を実現するために、補助的な原因として用いるものです。ところが多くの人は、それらを補助原因ではなく、万物の原因だと考えています。冷やしたり温めたり、凝固させたり溶かしたり、その他そうした作用を生み出すからです。しかし、それらには、何についても理(ことわり)も知性も備わっていません。存在するもののうち、ただ知性を持つことがふさわしいものは、魂と呼ぶべきです。魂は目に見えませんが、火、水、土、空気は、すべて目に見える身体として生じています。

ティマイオス(続) 知性と知識を愛する者は、まず知性を備えた自然の原因を追究しなければなりません。次に、他のものに動かされる一方で、必然に従ってさらに別のものを動かすものから生じる原因を追究します。私たちもこの区別に従って語るべきです。原因には二種類あり、知性を伴って美しいもの、善いものを作り出す原因と、知恵を欠き、そのつど無秩序なものを生み出す原因とを、分けて述べなければなりません。

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