徵王姉妹は雄王の後裔で、二人とも勇気と才略で知られていた。蘇定の苛政を憤り、諸部族を率いて立ち上がり、精鋭の軍を起こして大いに名声を上げた。郡や県も呼応したため、嶺外の六十五城をほぼ平定し、南越の旧領をことごとく取り戻した。まさに女性の中の傑物であった。ところが天は貉に福を授けず、漢軍が侵攻した。当時、英雄の才略を備えた君主がいたならば、漢はどうして梅嶺をうかがえただろうか。
訳注
| 対応する訳文 | 語句 | 読者向け解説 |
|---|---|---|
| 徵王姉妹 | 徵王姉妹 | 本文が雄王の後裔として挙げる姉妹。勇略を備えていたと評されている。 |
| 嶺外の六十五城 | 嶺外の六十五城 | 本文では、彼女たちが平定し南越の旧領を取り戻した範囲として述べる。 |
| 梅嶺 | 梅嶺 | 本文が漢軍の侵攻先として挙げる山嶺。 |